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デーモン閣下と一噌幸弘が贈る能楽コンサート「幽玄悪魔」(@長崎県佐世保市、アルカスSASEBO)に行ってきました。 太鼓の皮(?)部分を取り外したもの。 …幽玄「悪魔」じゃなくて「魔悪」になっているはご愛敬?(笑) 出演:デーモン閣下(ヴォーカル、ナビゲーター)、一噌幸弘(能管、篠笛、田楽笛、リコーダー、角笛)、馬野正基(観世流シテ方)、茂山千三郎(大蔵流狂言方)、柿原光博(高安流大鼓方)、吉谷潔(金春流太鼓方)、望月太喜之丞(邦楽打楽器)、瀬尾高志(コントラバス)、平松加奈(ヴァイオリン)、吉見征樹(タブラ) 首都圏から佐世保は日帰りできることが証明されてしまった…! 無茶したわあ…でも一切の後悔無し! 続きを更新しました。 当公演は2018年2月18日(日)でした。 続きは以下をクリックしてお読みください。 きっと後にも先にも今回だけでしょう。(多分) 日帰りで佐世保っていうだけでも驚きだけど、なんと!「一週間で3回、生悪魔様」! 月曜日は集いで閣下~♪水曜日はひるおび閣下~♪日曜日は佐世保で閣下~♪ らららららら、ら~ら~ら~♪ やっちゃった感満載ですが(笑)、いやー、楽しかった! 朝4時50分に起きて、5時台のバスで羽田へ。 JALの朝一番の飛行機で長崎空港に飛び、お仲魔さんが運転してくれる レンタカーで佐世保市へ。 途中、道の駅とか謎のコーヒー園などに寄り道し、旅気分を満喫。 佐世保港では閣下も話題にされていた客船や自衛隊の船などを見て。 おいし~いお昼にありついた後、アルカスSASEBOへ。 この建物の形は…船をかたどっているのかなあ? 3階席まである立派なホールで、私の席はファンクラブ優先で取った かなり前のほうのかみて側。 能楽堂ではないけれど、普通のステージ上に能楽堂の内部と同じ しつらえの舞台がつくられていて感心しました。 橋掛かりもちゃんとある! この大道具(というのかな)、今回っきりじゃあ勿体無いわよね。 他の地方でもぜひやって欲しい!というかやるべきよ! 開演は、遠隔地からの来場者に配慮したのか、14時という異例の早さ。 (後から判明したのですが、出演者自身の都合もあった模様) 演目は入場時に配布されたプログラム及び終演後の掲示から、以下の通り。 ------------------------------------------------------- 【前半】 能楽古典「音取り(ねとり)」 能楽古典「早笛(はやふえ)~舞働(まいばたらき) 一噌幸弘作曲/デーモン閣下作詞「総田楽ノ舞(そうでんがくのまい) 茂山千三郎作「風流(ふうりゅう)・面箱(めんばこ)」~一噌幸弘編曲古典曲「三番三(さんばそう)(鈴ノ段)」 【後半】 シューベルト作曲/ゲーテ作詞/デーモン閣下訳詞「魔王」 一噌幸弘作曲/デーモン閣下作詞「シオル彼方へ」(記載漏れがあり追記しました) 一噌幸弘作曲/デーモン閣下作詞「獅子十六」 一噌幸弘作曲 一調一管「速流笛破(そくりゅうてきは)」 一噌幸弘作曲/デーモン閣下作詞・一噌幸弘作詞「深山幻想記」 【アンコール】 一噌幸弘作曲/デーモン閣下作詞「向かい風で上がれ」 盤渉(ばんしき)急ノ舞 ------------------------------------------------------- 昨年10月の国立能楽堂での「幽玄悪魔」で初披露された曲もあり。 当公演初お目見えの「魔王」もあり。 ただし今回、「秘曲」は無いですね。アンコールも秘曲ではありませんでした。 プログラムの解説は閣下が書かれたそうです。 幸弘さんへ敬意を表してなのか、閣下の本来の性質なのか、 脱力笑いを誘うようなダジャレが折り込まれた文章も(笑)。 さすが閣下、細部まで絶対手を抜かれないのよね~。 ほとんどの演目を観聴きするのが二度目以上ということもあり、 じっくり味わうことができました。 リピーターならではの楽しみ。 修正追記。「音取り」はステージが始まった後で最初に演奏されているもので 開始前に袖から聞こえてくるのは「お調べ」というそうです。 オーケストラのチューニングと似たような感じ。 閣下のご登場は橋掛かりより。 黒地に赤紫の流水柄長袴、黒いなでしこ地模様で袖の内側が銀色の 変わり流水柄っぽいベルスリーブのブラウス、黒冠。 左手には金色の、ラインストーンがきらきらするどくろの指輪。 閣下の、この「殿中でござる」スタイル(?)、ずいぶん見慣れてきたわ。 長袴を履かれているときの閣下の所作が好き。 「三番三(さんばそう)」で、曲の間でてんとう虫のサンバが 挿入され、客席が笑いに包まれた時、私は「しまった!」と一人後悔していました…。 というのは、こんなに近い席だけど端の方だからと双眼鏡を持ち込んでいて、 曲が始まる直前に閣下のお手元の歌詞カード?の中身を一瞬、見てしまって いたのですね…んっ?てんとう虫のサンバって書いてある…?って思って。 ああー…見ていないほうが、絶対にこの場面は楽しめたのに。 というわけで、この後、双眼鏡でじっくり見るのは表情とか衣装に留めておき、 アンチョコの類は見ないことにしたのでした…トホホ。 ところで「三番叟」と「三番三」の表記の違いは何なのかしら…? 「さんばそう」というと、私は「三番叟」のほうを思い浮かべます。 前半の終わりは閣下、幸弘さん、馬野さん、茂山さんの4名でのトークタイム。 良かった、今回は閣下のお顔が見えるわ! (参照:昨年10月の「幽玄悪魔」@国立能楽堂) 能楽堂風の舞台しつらえとはいえ、柱は数十センチの高さで切れているので、 それもステージがよく見えた要素でした。 トークの進行は閣下。 冒頭で「空港から車で近づいてきたら海が見えてきて、豪華客船や自衛隊の船も いて、魚が食べたくなった」とおっしゃっていたのですが、それとまーったく同じ 行動パターンだった私たち(笑)。 三場三でなぜてんとう虫のサンバを入れたのか、これを逸脱すると 能楽ではなくなるというラインがある、「現行」(=古典)と「新作」の 位置づけなど、興味深い話がざっくざく。 馬野さんと幸弘さんが「馬ちゃん」「幸ちゃん」と呼び合っているのも ほほえましく。 「能っぽいというラインはどこなのか?」と問われた幸弘さんが 「やはり、『序破急』でしょう」と答えていたのが印象的でした。 今ふと思ったのだけど、このトークの部分だけはメモを取っておけば良かったなあ…。 本当に勉強になるんですよ! 能初心者向けのセミナーを聞いているみたい。 「現行」という言葉は初めて知りました。 このシリーズを観るようになって、能って面白い!と思えるようになってきた処です。 古典の芝居というと、歌舞伎はそこそこ観てきたのだけど。 新しいことを知るのってわくわくするわ! もっとトークを聞いていたい気分だったのだけど、閣下が時間をけっこう 気にされていて。 幸弘さんが「あのイグアナは…?」などと脱線しそうになるのを 必死に本筋に誘導していました(苦笑)。 イグアナというのは、三場三のとき閣下がアドリブで笑いを取るために 用意していた黄色ラバー鳥ちゃんにかぶせてあったイグアナ(トカゲ?)の 着ぐるみ(笑)。 15分の休憩ののち、後半。 閣下は衣装を全とっかえ。 黒地に孔雀模様の長袴、黒い長袖パフスリーブブラウス、 赤い羽と金の枝みたいな装飾の冠。 左手にヴァイオリン?チェロ?型の金色指輪、右手にはEXISTENCEの ツアーグッズの指輪。 ANNPでチャランポランタンの小春さんが言っていた 「トランペット型の指輪」の仲間?シリーズ?が、この左手の指輪だったのかしらん。 後半は「魔王」から。 閣下が訳詩して自身で歌われる「魔王」の能楽アレンジというのは初の試み。 前半のトークでも「アレンジを作るのに丸一日かかった」と。 元はドイツ歌曲ですもんねえ。 それを能管や邦楽の太鼓、それに弦楽器をあわせた編成で演奏する。 意外にも、これがハマっていました。 が…曲調に反して、馬野さんがちょっと面白すぎたかな(苦笑)。 橋掛かりから、袴に閣下の赤い羽冠を借用した姿で登場。 それだけで少し客席の笑いを誘っていた上に、閣下と絡む様子が 微妙にコミカル。 個人的な意見だけど。この曲に舞をつけるなら、能面を付けた姿の ほうが合うんじゃないかなあ。 ただ、どの種類の面をつけるべきか?と言われると難しいですね。 般若は鬼の形相になった「女」だし…。 魔王っぽいからって、何でもいいわけじゃないのよね。 前半の「三番三」もそうだけど、「深山幻想記」の演者それぞれの はじけっぷりがすごかったわ! まずはイントロでの、幸弘さんの笛と角笛のソロ。 変幻自在の演奏で、心中「すごいっ!」と感嘆。 幸弘さんのソロはほんとすごくて、曲芸吹き(?!)では客席から うわーっと歓声が上がり、賞賛の拍手。 舞方お二人のコミカルな動作やアドリブらしき振り付けなども、 能楽を観ているとは思えないほどわくわく感が満載。 閣下もそれに応えて歌い方がさらにノリノリに。 最後、茂山さんは側転しながら橋掛かりに消えていかれるし! 狂言師の身体能力ってすごいのね。 すっごい楽しかった!! 興奮冷めやらぬままアンコール。 この時運び込まれた幸弘さんの笛台、相撲の柄の和手ぬぐいがかかっていました。 え?そんな細かいところまで見ていたのかって?(笑) そりゃ見ますわよ。 アンコールの2曲は、昨年10月の「能楽堂に行こう 幽玄悪魔其ノ参」でも 演奏されていた曲だわ。 「向かい風で上がれ」、今回は歌詞をじっくりかみしめるように聴きました。 閣下が歌詞で使われる日本語って、美しい。 14時開演で、アンコールも含め、終演時は16:20頃。 思いのほか伸びなかったわ、という印象。 トーク時も、曲の最中の幸弘さんのソロの時でさえ、閣下は「今10分押し!」 と時間を気にされていましたもん(笑)。 なぜか。合点がいく出来事があったのですよ。 翌日の都合もあり、首都圏から佐世保へ日帰りを敢行した私たち。 再び、お仲魔さんの運転する車で、一路長崎空港へ。 本当は佐世保駅の周辺でも、空港の近くでも、せっかく魚の美味しい 長崎県に来たのだから、昼に続き晩御飯も魚だ!寿司屋だ!! …と思ったものの、日曜の夕方って混むんですねえ(汗)。 仕方なくあきらめ、空港で五島うどん食べようそうしよう、ということに。 こちらは私が去年、長崎一人旅で来て、気に入っていたお店。 入口で席が空くのを待っていたら…目の前にいる男性が…んんっ?? …馬野さんじゃないか…! ふと見ると、幸弘さんもいらっしゃる!! どうするかって?そりゃもう、↓これですよ。 強調しておきますが、決してお二人の行動を邪魔したりは しておりませんし、サインはお店の外で書いて頂きました。 なるほど、そういうことね。 その日のうちに飛行機に乗られる方々がいらっしゃったから、 絶対に終演時間が大幅にずれてはいけなかったのね~。 (私たちの飛行機とは違う便のようでした) 良かったです、間に合って。 私たちも、サインを頂戴したお二人も(笑)。 最後に出演者のサインという思わぬボーナスを頂戴し、飛行機も無事に飛び、 こうして日帰りの夢のような佐世保行きの一日が過ぎて行ったのでした。 無事に観に行けて、本当に本当に良かった! 閣下の歌、トーク、お姿、どれを取っても格好良かった!! そして、まだまだ当公演シリーズが「成長」していくのを見たいな、と思うのでした。
by pino-ombra
| 2018-02-23 23:02
| Music
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Comments(3)
Commented
by
pino-ombra at 2018-02-24 13:49
>まきろんさん、
えーっと…各自の主観もあると思うのですが…「獅子十六」かなあ?? 装置は確かに、都度作っている割にはやけに大がかりだなあと思ったら。 考えたら能楽堂じゃない所で能関連の舞台をやるのに必須ですもんね。
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Commented
at 2018-02-25 03:33
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
pino-ombra at 2018-02-25 09:33
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