by pino-ombra ブログパーツ
Attention!
明らかな宣伝や当方で不適当と思われるコメント・トラックバックは削除する場合があります。繰り返される場合は警察に通報します。
リンクフリーですが、一言お知らせ頂けますようお願いします。 カテゴリ
全体 私の手作り キッチン編 私の手作り ソーイング編 マイホームライフ 東急沿線情報 お出かけ-食べ歩き お出かけ-食べ物以外 着物 写真 ガーデニング Music リンク集 ワーキングマザー 2023スイスイタリア旅行 番外編 このブログについて 未分類 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... フォロー中のブログ
最新のコメント
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
ファン
記事ランキング
画像一覧
|
お母さんというのは、謝るのが仕事なのかと錯覚してしまう。
「コウノドリ」第一話でも、産休に入る妊婦さんは同僚に 謝りまくっていた。 「迷惑かけてごめんなさい、でも、どうしても赤ちゃんが欲しかった」。 あまりにも胸にささる言葉だ。わかる、わかるよ、って。 私も育休から復帰直後は…いや子供が小さいうちは、というか つい最近まで、周囲にひたすらすみませんすみませんと言いながら 働いていた気がする。 集団生活を始めたばかりの赤ん坊は、これでもかという位、 頻繁に熱を出す。 そのたびに保育園から呼び出しの電話が来て、同僚たちに謝りながら 会社を飛び出し、お迎えに行ってそのまま小児科に連れて行く…。 共働き家庭なら、誰もが通る道。 頭ではわかっていても、あまりの頻度にげっそりした。 それまでの人生で、何か困難に直面しても、それは「自分が頑張れば」 解決できたり、乗り越えられるものだった。 試験や受験、仕事、意見が異なる人達の仲裁などなど。 子供を育てたことがある人は誰もが感じていると思うが、 生まれて初めて「頑張りや努力ではどうにもできないもの」に ぶち当たるのが子育てだ。 親がどんなに頑張ろうが、気を付けていようが、子供は 熱を出す。病気になる。 外から帰ったら手を洗わせ、栄養バランスの良いものを食べさせ、 充分寝かせて、予防注射を打って、これ以上やれることは無いというまで やっていても、だ。 ましていわんや先天性心疾患は、妊婦が何か頑張ったからといって 防げるものではない。 担当のA医師も、「アクアちゃんの心室の穴は、心臓がこの形に 形成された時から、すでにあいていたんです。 先天性の心疾患は、妊娠中にお母さんが何かしたから、という ものではないんですよ」と言っていた。 子育ては、下手をすると無力感におそわれることがある。 どうすれば子供が熱を出さないのか。 どうやったら「上手く」育てられるのか。 何が正解なのか。 永久に謎だ。 「お願いだから今週は熱を出さないで」 「お願いだから、今この場では泣かないで」 願いむなしく、子供は必ず裏切る。 私の願いが通じたのは、聖飢魔II25周年期間限定再集結でミサに参拝するときに、 子供達が一度も熱を出さなかった、それくらいかな(苦笑)。 どうも話が抽象的な方向に向いてきたので、具体的な復帰時の 話を書こう。 社内のルーティンワークすら忘れていた、ということ。 それこそ電話の取り方から、電話を取り次ぐ内線の回し方、 勤怠の書き方、必要な情報のありか…1年間まったくやっていないと、 人間ってこうも忘れるものか、と。 この感覚、前にもあったなあ…と記憶をたどってみたら。 高校で1年留学したときに、帰ってきたら前年学んだ 国語の古典の内容をきれいさっぱり忘れていた。 思い出さないと続きの学習が理解できないから(活用形とか) 必死に追っかけ再生的に取り戻した、っていうことがあったなあ。 理想は、産休、育休中も会社のメールボックスとか社内サイトに アクセスはできて、情報をときどき見ておけると、復帰も スムースにいくと思う。 難しい処ではあって、下手にメールを見てしまえると ついつい仕事をしてしまいそう。 もしくは仕事のことばかり考えて余計焦る、という可能性もあるなあ。 私のときはそういう選択肢がそもそも無かったので、仕事の情報からは 強制的にシャットアウトされていた。 今ってどうなのかな。特にICT系。 当時は出産した女性社員が復帰してくること、というのは 企業にとって(というか私の勤め先では?)「想定されたこと」とは 言えない状況だった。 ものすごく例外的、とまでは言わないけれど。 「これ、育休中の社員はどうすりゃいいの?」というのが 細かいところで次々とあった。 年に一回の、昇給昇進にも関連する職種別試験を受けさせてもらえず、 復帰してみたら「あなたは未受験だから、この職種に不適合として 呼び出しされます」と言われて面食らった。 私、受験を拒否したわけじゃないよ? いつその試験が実施されたのかも知らないまま(社内情報からシャットアウト されていて上司からの連絡も無し)、いつの間にか終わっていたんだよ。 後出しじゃんけんでペナルティを課すんだったら、育休中に試験だけ 受けさせてよ! これは一例で、要するに何かを実施する時に「育休中の人については このように取り扱う」という規定が会社として定められていなかったということ。 私の後から産んだ人達が同じ目に遭っていないと良いなあ…。 システムのマニュアルを書く仕事は、思いのほかクリエイティブだった。 「誰にでもできる仕事」「一線からはずされた」と思っていたのは、 失礼な考えだったと今ではわかる。 振り返ると、私が経験してきた複数の仕事内容の中でも、割と自分に 向いていた仕事だと思う。 私は非常に細かいところが気になるというか目につく性質で、 複数人数で校正したものでも、その後私が見ると必ず誤字脱字を発見していた。 完成品のクオリティを上げたければ、私のチェックを通したほうが良いと チーム内で言ってもらえた。 あれでテレワークができたら、ワーキングマザーにはピッタリの 仕事だったんだけどなあ…。 今だったらできるかもしれない。 当時はノートPCは気軽に持って帰れる重さではなかった。 というかデスクトップPCしか支給されていなかった。 社内のネットワークに外からセキュアにアクセスする方法も無かった。 (技術的にはあったかもしれないが普及していなかった) 仕方なく、締め切り前には夫が娘の面倒をみて、私が休日出勤して 仕事したこともあった。 発熱時のお迎えは私が8割負担していたと書いたけど、家事育児の 負担が私8割だったというわけではない。 急に仕事を抜けやすいという意味で、あえて比べれば私のほうが まだ抜けられたというだけで、他のことはすべて夫も同じようにこなしていた。 もしも私が、すべてを一人でこなそうとしていたら、絶対につぶれていた。 我が家は双方の実家とも、孫が熱を出したからといって急遽来てもらうことは できない状況だった。 それをあらためて夫と話し合って分担を決めるようなことはしなかったが、 お互い、動かせる手を動かし続け、二人でフル回転し続けた結果、 時短無しでのフルタイム共働きを軌道に乗せることができたのだと思う。 …なんだかあまりまとまらない復帰話だった…(汗)。 次は時短勤務の今昔、みたいな内容を書く予定。
by pino-ombra
| 2017-10-21 00:42
| ワーキングマザー
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||