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長崎一人旅、二日目。
ビバ!一人旅! 何時に寝て何時に起きようが、誰にも文句言われない! 結局この二泊の間、持参したノートPCで夜中過ぎまでYou Tubeで聖飢魔II関連の 動画を観まくって夜更かしし、朝9時過ぎにやっとこさ朝食を食べるという体たらく。 こんなこと、普段の生活とか仕事の出張では絶対できない!! 本題とはあまり関係ありませんが。長崎駅前にこんなものが。 聖飢魔IIの大教典「有害」が出た頃に言葉だけは散々聞いた「有害図書」、 そして話には聞いていたけど実物を見たことが無かった「有害図書ポスト」! 本当にあったんだ(驚)。 旅行記の続きは以下をクリックしてお読みください。 そうそう、この旅には最近購入した11インチのノートPC(いわゆるネットブック)と 一眼レフカメラに単焦点レンズを装着したものを持参しました。 それだけで荷物のかなりのスペースを取っていたんですが。 結果としてはどっちも持参して正解でした。 夜中まで好きなだけ動画を観まくる。これも旅の目的の一つ(え?いやでもマジ)。 そういうわけで二日目はホテル提携のロイホで9時頃に朝食を食べ (朝食込みプランにしたら、ロイホ朝食以外の選択肢が無かった…)、 10時少し前に始動。 地図を見ながら徒歩で公会堂付近を通過して、眼鏡橋まで。 「坂の街 長崎」で、地形がわからないところを徒歩で移動するのは 一種の賭けだけど、途中少し急な坂はあったものの、心臓破りという ほどでもなく。 心臓が気になる看板はあったけど(笑)。 リアルすぎる…。 じゃじゃん。眼鏡橋~。 見れば見るほど、造形美。 長崎には、この眼鏡橋を見に来たと言っても過言ではありません(え?)。 いや、だってさー。聖飢魔II25周年の時の「お言葉集」。 ジェイル代官の「長崎弁を喋ります」に続く一連のMC。 「眼鏡橋のあったけんね」っていう、あの発言が気になって、気になって。 まあそれを言ったら昨年の11月からイースター島のモアイも気になって しょうがないんですけどね(笑)。オランダのライデン市もね。 ヨーロッパはあちこち行ってるけど、オランダはトランジットで空港の中しか 降りたことが無いんだよねー。 春節(旧正月)が近いせいか、街中いたるところにランタンが。 ランタンフェスティバル、さぞかし見ものなんだろうなあ。 人出がすごかろうと思いつつ、ランタンフェスティバルと長崎くんちは いつか見たいものの一つになりました。 川沿いをぶらぶらと散歩。 眼鏡橋以外の石橋も、どれも風情があって、暗渠に入った川がまた合流する地点の 景色も面白くて。 家族旅行だったら子供たちがとっくに飽きて「ねーねー、次の場所行こうよ!」 って騒ぎ出すところだろうな(苦笑)。 ここがおそらく、市内で一番にぎやかな界隈。浜市アーケード。 ここもランタンの群れ。 鯨工芸品のお店で、ミンク鯨のひげを息子のお土産に購入。 長崎は場所柄、鯨肉食の文化があるのですね。 で、鯨は長生きする生き物なので、鯨のひげは縁起物なのだとか。 このひげ、柄が描いていないものはなんとたったの216円! 生き物好きの息子は大喜びして拝んでいました。縁起物だけど拝むもんなの?(笑) さらに歩いて新地中華街へ。 このあたりは平坦なので、全然歩けました。長崎は平坦な場所がすっごく少なくて、 海から近い処からすぐにぐっと地面がせり上がって急な坂道になっている場所が多い、 という印象です。 ここの中華街は小ぢんまりしていて端から端まで150mくらいかな? 有名店でちゃんぽんを食べた後、グラバー園へ。 徒歩だとおそろしく急な坂を上らないといけないのですが、路面電車の「石橋電停」駅近くから グラバー園第二ゲート近くまで、なんと「斜めに上がるエレベーター」なるものがあり。 これ驚いたなあ。エスカレーターじゃないんですよ。エレベーターなの。 地元の方々の足にもなっているらしいです。 上った処の展望台からは、すばらしい眺め。 グラバー園には、かの有名な「グラバー亭」だけでなく、幕末に長崎に住んでいた 有名な外国人達の邸宅を何軒か移築してあります。 今まで知らなかったのだけど、その中の一人が「リンガーさん」なのね。 「長崎ちゃんぽんリンガーハット」って、そこから来ているのかしら? こちらが有名なグラバーさんのおうち。 キリンビールのラベルのモデルになった狛犬の実物。 日本で最初のビール会社は、グラバーさんが作ったキリンビールの前身の会社だそう。 キリンビールのラベルのキリンにひげがあるのは、ひげのグラバーさんから きているそうで。へえ!へえ!へえ~!! キリンのビールを愛飲している私としては非常に興味深く。 あとグラバーさんの奥さんは日本人で、ご夫妻の間を取り持ったのが五代友厚だったそう。 つい朝ドラの「五代様」を思い出しちゃったわ(笑)。 下側のゲートに向かって園内から出るときには、必ず長崎くんちの山車などを 展示している建物を通過する仕組みになっており。 祭りの様子のビデオが流れていて、思わず見入っちゃいました。 すんごい迫力とエンターティメント力だなあ。ああ生で見てみたい。 坂道を下る途中には、日本初のアレである大浦天主堂が。 この辺りは観光客がたくさんいて土産物店などもあり。ガラス製品の専門店で 少々買い物をしました。 海の側を少し歩いて、一応オランダ坂へも。 この坂道はどうやら女子大の敷地に続いているらしく、若い娘さん達がぞろぞろと 坂をくだってきていました。 ってことは通学が毎日、急斜面登山か(汗)。ご苦労様です。 いったんホテルに戻って少し休憩し、頃合いを見計らって一眼レフカメラを手に、 いざ出陣!そう、稲佐山へ!ベタだけど、夜景見物です。 観光情報を見ると、夜7時頃に展望台への無料巡回バスなども出ているようですが、 私は「絶対に夕暮れ時から行くべきだ」と知人から勧められていたので、 その日の長崎の日没時刻を調べて、その少し前に到着するように行きました。 駅前から普通の路線バスに乗って10分ほど、「ロープウェイ前」バス停下車。 そこから数分坂道を上がるとロープウェイ乗り場です。 ちなみにこのロープウェイ、デーモン閣下には乗れない仕組みになっていました(苦笑)。 山の中腹の神社の中に駅があって、鳥居の下をくぐる以外のルートが無い! 鳥居の脇には一切隙間が無く、横をすり抜けることもできません。 ま、稲佐山自体はロープウェイ以外に車でも行けるので、夜景見物はできるのでしょうけど。 ロープウェイに乗ること5分。333メートル、東京タワーと同じ高さの山の上へ。 (ゴンドラの中でのガイドさんのアナウンスによる情報) 展望台のてっぺんまで登ると… 絶景!! どこまでも静かな海。シルエットで浮かぶ島や岬、入江。そこに180度の天空の パノラマで夕日が沈んで行くのです。 写真は天空の一部を切り取っているだけなので、あの時、私があっと声を出して 驚嘆した感動を丸ごと伝えられないのが歯がゆいです。 それくらい、素晴らしい光景でした。 この素晴らしい風景を私に見せてくれた(この時刻に稲佐山に来るよう勧めてくれた) 知人に心底感謝しました。 ちなみに世界遺産登録に沸いた軍艦島は、これです。 ちっちゃいなー。 今回、長崎港出発の半日の軍艦島ツアーに行くという選択肢も無くはなかったけれど、 冬は波が荒くて上陸できない確率も高いしねえ。 廃墟マニアの人にはたまらないそうですが。 日がほとんど落ちるまで夕景を堪能し、吹きすさぶ寒風をいったん避けるために 展望台の中へ。しばらく時間をつぶし、闇が街をある程度包んだ頃、 再びてっぺんへ。 う、美しい~!! この夜景写真は、さすがにiPhoneでは撮れません。そう、一眼レフの出番です。 手ぶれしないぎりぎりまでシャッタスピードを落として。(でも手ぶれしてる…) 海の近くからぐいっとせり上がっている地形ならではの立体的な夜景。 体は冷え切ったけど、一生思い出に残る風景を脳裏に焼き付けることができました。 やっぱりね。現場に行け、じゃないけど。その地に行って自分の目で見て、 自分の耳で聞いて、自分の肌で感じないと、本物の体験じゃないんだなあ。 Day3に続きます。まだまだ見どころたっぷりの長崎。
by pino-ombra
| 2017-02-02 23:36
| お出かけ-食べ物以外
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