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息づまるストーリーと閣下の迫真の演技。 明日(もう今日だけど)も観に行って、咀嚼できるようにしよう…。 続きを更新しました。最初のUPはD.C.18年3月12日 午前0:19でした。 続きは以下をクリックしてお読みください。 今年もやってきました、邦楽維新Collaborationの季節が。 今回は小ホールで金曜日、土曜日の二日間。 かなり早い段階で両日ともチケットがほぼ売り切れ、当日券を若干数残すのみと なっていたので、やっぱり当公演は大ホールのほうが良いなあ…。 (ということをアンケートに両日とも書きました) 初日の金曜日は出張中の休日出勤の代休を取っていました。 席は両日とも、たまたま同じ。かみて側の前のほう。 小ホールの利点は客席とステージが近いことですね。 すんごい至近距離~。これが二日目のクライマックスに、レアなものを目撃する 要因となったわけです。 5時半開場、6時開演で、定刻ぴったりの開始。 平日なんだし、もうちょっと遅く開演にしてもいいのにと思っていたら、なるほど これは6時に始めないといけない長さだわ(苦笑)。 陰ナレーションで閣下のお声…いきなり客席はテンション高く、閣下の「盛り上がってんのか?!」 の呼びかけに「イエ~イ!」とノリノリ(笑)。 本日の公演は17年目、41作目、そして記念すべき70公演目!(パチパチ~) エントリーされた楽器の紹介が一通り閣下からあり、また例によって色々なネタを 盛り込みながらの注意事項も。守らない者は「香姐さんの箏の爪が黙っちゃいないぜ!」 だそうです(笑)。すでにスタンバイしている演奏陣、ふと外山香さんのほうを見ると 笑いを押し殺されていました(笑)。 今回、女性の演奏者は全員、洋装でしたね。演目の雰囲気を考えてのことかな。 確かにこの演目には、華やかな訪問着や袋帯ではちと合わない、かも…? (個人的には演奏者の和装を拝見するのは非常に楽しくて好きですけど) さて。演目は安部公房作、「砂の女」。 今回、すっごく迷ったんですよね。事前に原作を読むべきか否か。 結局、「新鮮な気持ちで見よう」という気持ちを優先し、あえて読まずに来ました。 それでストーリーを追えたかというと…そもそも「ストーリー」ってこの小説に あるのかな(汗)。 一言で言うと「あり地獄にはまった男の話」…?スティーブン・キングの「ミザリー」に 似ているような…いや違うか。(そもそも「ミザリー」、あらすじは知ってても読んだこと ないし。私は恐くて読めない…汗) この日の上演後に三橋さんから解説があったように、こういう、行き先のわからない 宙に浮いたような話が安部公房の得意とするところらしいのですが。 実はこの日、最後の最後、クライマックスの部分を、とある理由で集中して見聞きできず、 それだけが理由ではないのですが、いまいち消化不良のまま終わってしまったんですね。 結論として、同じ演目を二日間にわたって(偶然)同じ席で観ることになったのは、 正解だったと思っています。 初日は「はて…??」と感じていた部分を、二日目は「味わえる」感じがしたので。 朗読の前は純邦楽の曲を一曲演奏。船川利夫作、「出雲路 清水の暮色」。 曲名をググると「出雲路 清水寺の暮色」と出るのですが、閣下のナレーションでは 確か「清水の暮色」と言われていました。また、当曲の他の楽章も、本日朗読中に 演奏される、と。 当曲の演奏中から陰マイクで朗読が開始…が、マイクトラブルなのか、冒頭のセリフ 「8月…」を閣下は3回も読み直すこととなり(汗)。 この日はサンドアートを写すスクリーンにも、意図せずして何度も某電機メーカーの (プロジェクターの)ロゴが出てしまったりと、観ている側としても 少しひやひやしました…(翌日にはこれらのトラブルはありませんでした)。 閣下が舞台かみてから登場されると客席からはいっせいに拍手。 登場されながら歌です。 曲紹介は無かったものの、古い洋楽の「Love letters in the sand」 (邦題「砂に書いたラブレター」)ですね。 閣下の衣装はおそらく新調されたもの。オレンジと赤を基調にした上着に黒いズボン。 記憶に残っている限りで図解してみたので、下手くそな絵ですが(苦笑)掲載しておきます。 至近距離なのでよーく見えたのですが、まつげは赤茶色、そして御手の爪は きれいなクリアレッドでした! 冒頭の曲を歌い終わって椅子の高さを調節されるときや、挿入曲を立って 歌われる時、時折閣下がかみて側に背中を向けられたのですが、その背中を見て 内心、ドキドキする私…比較的薄い衣装の生地越しに、ぐっとせり上がった三角形の 筋肉が見えたからです…!こ、これが武道館のときに噂になった、閣下の背中の 「すごい筋肉」か…!すみません、着目ポイントが間違ってますね(汗)。いや、でも~。 ちなみに翌日は衣装の背中側の生地が分厚くて、この日ほど「三角形の筋肉」は 見えませんでした。残念~(え?)。 …えー…すみません、朗読の話に戻ります。 途中、20分の休憩を挟んで、最後の短いMCと歌を合わせて3時間の長丁場。 登場人物は基本的には「男」と「女」だけ。 砂にまつわる情景の描写が多く、じっと聞き入っていると本当に体が乾いていくような 気分になりました。 特に淡々とした描写が多い前半では、体がじりじりと焦げ付いていくような 不思議な感じと平衡感覚を失いそうな気分を味わいました。 そういう感覚がするのも、朗読者である閣下の力量かなあ…。 この作品、朗読者の力量が本当に試されますよ。 強弱をつける部分とそうでない部分のめりはりが難しいし、「男」がだんだんと 心理的、物理的に追い詰められていく様子は、単に騒がしく読めば良いという わけでもないし。話が進んでいくにつれて、だんだん「男」と閣下が シンクロしていくように思えて、それが演じる側の意図する処なのでしょうが、 いたたまれない気分になっていったのも、今まで私が観た当シリーズとは 違う感じでしたねえ…はあああ…。 挿入歌は「スローモーション」(明菜ちゃんのあれです)、「翼をください」、 そして朗読の幕切れに閣下の「Refrain Of Love」(Demon as Badman所収)。 歌、少ないですよね…?でも朗読部分をあれ以上削れないとなると、 歌を増やしたらもっと時間がかかってしまうし。うーーーーん…。 正直に言うと、やはりこの作品は長いと思います。「これ以上削れない」ところまで 削りに削って、歌も少なめにして3時間…朗読の出来栄えとしては閣下の 白熱の演技もあり、先が読めない展開にドキドキして、退屈するということはなかったですが。 歌は、特にこの日は「翼をください」に泣きましたね~。 すごーく胸を打たれる歌い方をされていて。この歌、こんなに悲しそうに 歌うことができるんだ!美しく、かつ悲しい歌声…さすが閣下。 朗読の最中、ずっとハンカチを握りしめて、ドキドキして手に浮き出てくる汗を ふき取っていたのですが、この歌ではぽろぽろ出てくる涙をハンカチで ぬぐっていました。 明菜ちゃんの歌を閣下が歌われるのも良いですね~。今までも明菜ちゃんの 歌はカヴァーされたことがあって、合っているなあと思っていました。 最後のRefrain Of Loveでも泣いたのですが、先述のようにこの少し前に 集中がそがれる事案があり…個人的には「翌日に持ち越し」という気分でした。 幕切れ直後のMCで閣下が当曲の歌詞に引きずられ、「安倍公房作、砂の『城』」と おっしゃってしまって、言い直されていたのはご愛嬌(苦笑)。 「サンドアート」というものは今回初めて見ました。 いやー、すごかった!こんなにすごいものとは思わなかった! 朗読と演奏に合わせて、その場面を直接的もしくは間接的に彷彿とさせる ものや情景を砂に指で描いて、それをステージ背後のスクリーンに プロジェクターで映し出すという形式。 描いていくプロセスや指の動きも全部見えているので、さぞ緊張感があるのでは? この視覚効果は絶大で、砂地の虫や、砂が崩れて家が埋まったり「男」が もがき苦しむ様子がものすっごくリアルに感じられて、観ていてますます喉が 乾きました…というか、乾く気がしました。 休憩に入るタイミングでは、夕暮れの水辺に狐が一匹たたずんでいる絵が サンドアートで描かれ、そこに田村さんがひらがなで「きゅうけい」と 書き入れて休憩を告知する、というパフォーマンスに拍手喝采。 全体の最後を締める邦楽維新Collaborationのテーマ曲(横浜では「HAMA」)の 演奏中には、砂に描いた絵の上に演奏者の名前を次々書き入れていくのも 見事でした。閣下の紹介の絵は、閣下のお顔とどくろ、その脇にひらがなで 可愛く「でーもんかっか」(笑)。 一番最後はみなとみらいの情景の絵。全部が終わって退場されていく閣下が コスモクロック(みなとみらいの観覧車)の右上に「またあした!」と 書き込んでいかれたのも楽しかった~。 翌日も同じ演目を同じ席から観ておりますので、レポートは 追って更新するそちらも併せてお読み頂ければ幸いです。
by pino-ombra
| 2016-03-16 23:29
| Music
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Comments(2)
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by
pino-ombra at 2016-03-17 12:17
>まきろんさん、
細かい不備は、ちょっと残念でしたね。 日○電機の宣伝…(苦笑)。 そういえば子供の音楽の教科書ってじっくり見たことが無いです。意外と顔なじみの邦楽奏者さんが載っていたりして?! 前に自分用に買った能の本には、私が武道館の田安門でお見かけした某能楽師さんの写真が載っていましたけど(笑)。
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by
pino-ombra at 2016-03-18 12:36
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