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宮内庁式部職楽部、雅楽演奏会に行ってきました。
まるで平安絵巻が目の前に広がっているよう。 続きを更新しました。 続きは以下をクリックしてお読みください。 なお、当記事は内容があまりに異なることから、Musicではなくお出かけのカテゴリにしております。 誤解のないように最初に言っておきますと、今回の公演は、デーモン閣下が昨年の 同公演をご覧になったのを真似して観に行ったわけではありません。 (昨年、閣下がご覧になった件は、今春のFC集ひにてご本悪魔がおっしゃっていました) もしそうなら、私はとっくに大相撲の本場所見物に行っているに違いないですが、 未だ本場所は生で観たことはありません。 そもそも当公演は事前申し込みの上、申込み多数の場合は抽選です。 ちょっと見た情報によりますと、相当の高倍率のようです。 今回は幸運なことに、紹介によるご招待のチケットを頂いて、観覧することができました。 パレスホテルの前の大手門から入園。 以前、すぐ近くで何年も働いていたのに、皇居の園内までは無料で入れることを 今まで知りませんでした!入口でプラスチックの入園証を受け取り、帰りに返却します。 そこから数百メートル歩いて、宮内庁楽部の建物近くまで。 自由席なので、良い席を取るため、開場の一時間以上前から並びました。 和装の方がちらほら。私も、もっとゆとりがあったら和装で来たかったなあ…。 ざっと見た限りでは、和装の方は上品な小紋くらいの装いの割合が多かったような 気がします。訪問着に軽めの袋帯、という方もいらっしゃったかな。 洋装でも、そこそこおしゃれをしている方が多かったですが、中にはカジュアルな 服装の方もいらっしゃいました。 楽部の敷地内入場時には、皇宮警察によって、身分証明書を確認されます。 閣下が来場された際には、世を忍ぶ仮の免許証を持参されたそうですが。 世を忍ぶ「仮の免許」…って、仮免じゃないのに(笑)。私も免許証を持参。 楽部の建物はこんな感じ。 ここの横にある、おそらく楽部関連のものとおぼしき建物の壁画がたいそう美しかったです。 演奏会場の内部はこちら。一階席は、なんと白い砂利の上に椅子が並べられています。 これは往時の屋外でのしつらえをそのまま再現しているからでしょうか? 左右の大きな装飾に見えるものは何と太鼓(の一種?)で、後半で実際に打ち鳴らされていました。 おそらく向かって左が帝、右が皇后を象徴しているものと思われます。 左側のに龍、右側のに鳳凰があしらわれていたので。 私たちは二階席の正面に。 演奏中でなければ写真撮影は自由でしたので、色々撮ってきました。 鼓は、純邦楽で使用されるものより大型で重そうに見えました。 肩の上に持つのではなく、置いたままで細い撥みたいなもので叩いていました。 絵柄は、たぶん牡丹ですよね。楽器類、敷物、幕、衣装…すべてにおいて、 柄やデザインも興味深い~。 当公演は一日二回公演が三日間あって、演目はすべて同じです。 前半が管弦、後半が舞楽。今回の演目は下記の通り。 管弦「太式調音取(たいしきちょうのねとり)」「合歓塩(がっかえん)」 「朗詠池冷(ろうえい いけすずし)」「長慶子(ちょうげいし)」 舞楽「蘇莫者(そまくしゃ)」「進蘇利古(しんそりこ)」 演奏前の準備で、箏などと一緒に運んで設置されたものが、どう見ても火鉢にしか見えず。 何だろうと思っていたら、本当に火鉢だったようです。 笙を、吹いていない時は常にこの火鉢の上で回しながらあぶっていたので、 乾燥していないと音に差支える(もしくは音色が劣る?)ということなのでしょう。 管弦の最初の曲は、いわゆる音合わせのような感じ。 そこから三曲演奏で、朗詠は文字通り、詩の朗詠が入ります。 笙の音が、何ともいえない雰囲気を醸し出しますねえ。 聴いていると、アルファ波が出る感じ。 あと目からうろこだったのが、雅楽においては箏、琵琶の弦楽器が、リズム楽器に 近い位置づけであること!…まるでロックにおけるベースみたい。 同じ琵琶でも、薩摩琵琶などと違って、より低い音で、基底部分の音を 支えるという趣でした。撥の形もずいぶん丸っこいわ。 その分、高い音でメロディーを受け持つのは篳篥(ひちりき)や竜笛(りゅうてき)。 小休憩の後は舞楽。中国系の「左方の舞」が「蘇莫者(そまくしゃ)」、 朝鮮系の「右方の舞」が「進蘇利古(しんそりこ)」。 前者は役柄をあらわず舞人がいるのに対して、後者は四名による、いわば群舞でした。 後者は特に、打楽器のドン…ドン…という重いリズムが連綿と続くのが 印象的でした。 こちらは、庭園内休憩所にあった、右方の舞の様子のミニチュア。 現代音楽、現代舞踊とはかなり異なる世界で、正直眠くなるんじゃないかと(苦笑) 懸念していたのですが、興味を魅かれるポイントがたくさんあり、 最後までしっかり目を見開いて観てきました。 管弦の最後の長慶子は源博雅の作らしいし、まるで陰陽師か源氏物語の世界! いや~、貴重な素晴らしいものを拝見いたしました。
by pino-ombra
| 2015-10-30 22:48
| お出かけ-食べ物以外
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