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【出演】一噌幸弘(能管、篠笛、田楽笛、角笛、リコーダー、他)、桜井 均(金春流太鼓方)、望月太喜之丞(邦楽打楽器)、大倉慶之助(大鼓)、瀬尾高志(コントラバス)、磯部舞子(ヴァイオリン)、吉見征樹(タブラ) 深山幻想記、最強!! 続きを更新しました。当公演は2017年10月29日(日)でした。 続きは以下をクリックしてお読みください。 台風接近中の国立能楽堂。 前回の「幽玄悪魔」は昨年の6月だったのね。 あの時は宝生能楽堂、席は脇正面。 今回は正面席で観てみようと、FC抽選で申し込み。 無事に前のほうの席があたったのは良いのだけれど…あまりに端っこすぎて、 トークの際に閣下のお姿がずーーーーっと柱の陰だったという(汗)。 いや、そんなに悪い席ではなかったけど。 壁側の立ち位置に閣下がいらっしゃる時は、横顔をずっと拝見する感じ。 舞台に近い上に、双眼鏡で見ると譜面台を裏からアップで覗ける位置で、 唱歌の譜面は上下に二段になった縦書きのものを指で追いながら 歌っていらっしゃるのがよくわかり。それはそれでレアだったかなあ。 楽譜は、色ペンを使った各種の書き込みまで見えました。 より良いパフォーマンスにするために練習を積み重ねた経過が、 数々の書き込みから垣間見えて、じーんとしました。 閣下の衣装も細部までじーっくり見ちゃいましたよー。 最初は黒地に孔雀模様の長袴、黒いサテン生地の長袖のパフスリーブ …っていうのかな、袖が下に行くにつれてバルーン状になっているブラウス。 かぶり物は映画「ローンレンジャー」宣伝時に使われた黒い鳥が載っているもの。 そうよ、この時よ!デーモン閣下と鉄拳さんが「白い顔つながり」で 一緒に宣伝に出られたのって(笑)。もう4年前?! 後半の衣装は、長袴が黒地に赤紫の菱つなぎ模様、 黒いベルスリーブのブラウスに、黒に流水柄の袖無し上着。 ブラウスが凝っていて、なでしこ柄っぽい地模様、 ベルスリーブの内側が銀色のアラベスク模様みたいな生地! 腕を動かすたびに袖の内側の銀色がきらっ。あらステキ(はあと)。 後半のかぶりものは出番のたびにチェンジして、 金銀の冠→赤い羽根冠→アンコールで「少年時代」MVで使用されているもの。 MVはモノクロなので、初めて色がわかりました。赤紫と紅色。 紅色が閣下にすごくお似合い。 指輪は両手とも、横綱の「綱」モチーフでしたねー。 御手の爪はシルバーベージュっぽい色。 前半も後半も、閣下らしい衣装だったわ。 これだけ、頭のてっぺんからつま先(って、つま先見えてないけど)まで 凝りに凝った閣下の衣装を見られるのも、このシリーズの楽しみの一つかな、と。 「悪魔再臨の秘曲」とは、閣下の1stソロアルバム所収の「桜の森」。 作曲者名のところに松崎様の名前もあったので、おやっ?と思ったのよね。 ここには載っていないアンコール曲は「シオル彼方へ」と「盤渉 急ノ舞」。 休憩を挟んでトータル3時間の長丁場でした。 「早笛~舞働」に続いて、「総田楽ノ舞」の演奏が始まり、閣下ご登場。橋掛りから。 幕がさっと上がって閣下のお姿が見えた瞬間、胸がずきんと痛くなりました。 あ…やばいわ。閣下のお顔を見ただけで…泣いちゃう…ううう…。 ↑これ、比喩じゃなくて本当に泣いてました。 ええいっ、素直に言うわよっ!閣下会いたかった!!(誰に怒ってんの?>私) ご登場の曲を含め、数曲が閣下の作詞。 この曲、割と複雑な歌詞で、よーく聞くと「水金地火木土天冥」という 部分があり。瞬間的に「冥王星はもう惑星じゃないじゃん…いや別に 惑星の羅列とは言ってないか」と思っちゃったのはワタクシです(苦笑)。 去年の「幽玄悪魔」に続き、閣下は歌、唱歌、鈴の演奏、舞、トーク、 黄色ラバー鶏ちゃん吹き鳴らし(!)と八面六臂の活躍。 シテ方の馬野さん、幸弘さん、閣下の鼎談、面白かったなあ。 (私は閣下のお顔が殆ど見えなかったけど。苦笑) 今回のテーマ、能の「獅子」とか「團乱旋」についてのお話。 歌舞伎の連獅子等の元になったのが能の石橋(しゃっきょう)、別名獅子で、 さらにその元は正月などにやる獅子舞だったとのこと。 能でもやる毛を振る動作をもっと歌舞いたものが歌舞伎の毛振りなのだそう。 確かに。今回見た毛を振る動作、歌舞伎ほど大仰ではなかったです。 これがルーツと言われれば確かにそうかも。 「團乱旋」は唐から伝わったもので、今は消滅してしまっている、と。 今回の公演も、幸弘さん作曲の新作の曲が何曲も披露されていて。 幸弘さんは、この後100年だったか300年だったか、時間が経っても 演奏される古典になるようなものを自分が作り出したいと思われている、と。 それに対して閣下がおっしゃった言葉がさすがの鋭さ。 「だったら新作を書き続けるしかないですよ」と。 前からあるものを演奏しているだけでは、自作のものが「古典」になることは 絶対に無いものね。 シテ方の馬野さんが獅子の時に着ける面は「降魔(ごうま)」。 鬼のような…でも角はついていないわ。 衣装の柄は、あれは源氏車かなあ。 馬野さん、すごく面白い方で(笑)。 トークも面白いし、閣下のかぶり物を拝借して登場し、橋掛りの柱の陰から 舞台をのぞき見するような動作を入れて客席の笑いを誘っていました。 そんな馬野さんとの絡みで、「桜の森」で舞う馬野さんに、 「吸いこまれ~♪」と歌いながら吸い込むような動作を仕掛ける閣下(笑)。 幸弘さんの笛のソロ時、閣下と馬野さんのご両名で幸弘さんを扇で あおぎまくる場面もあったわ。 思い出すだけで、おかしくって! あ、ちなみに閣下の扇。 金春流能楽師、山井綱雄さんが献上したという鳳凰の絵柄のものでしたね。 そういえば昨年のレポートで深山幻想記の冒頭の歌詞をドイツ語?などと 書いてしまっていますが、違いましたね(苦笑)。 アレはあれですよね(謎)。 この日、私の目にもっとも焼き付いた場面は、深山幻想記の後半、 「ダメよ、ダメダメよ~♪」の部分を歌われる閣下。 舞台前方の柱にもたれかかるようにしながら、客席に前のめりになって 歌われるお姿が…い、色っぽすぎる…(鼻血ブー)。 歌唱もすごかったわー!声のコントロールの巧みさと迫力の歌声。 生ヴァイオリンもハマる! そうよ、ヴァイオリンの磯部舞子さん。 7月に二子玉川のビアガーデンでお話ししたのだわ。 この時、10月の能楽堂、観に行きます!とお伝えしていたのだったわ。 ちゃんと来ましたよ~。 磯部さん、幸弘さんの3本同時笛吹きソロの時とか、後ろで演奏しながら こらえきれずに笑っちゃっているんですよね(笑)。 その光景がやけに楽しくて。 アンコールの「シオル彼方へ」は以前、歌無しのインストで演奏されていたとのこと。 ↓これが、それですね。 https://www.youtube.com/watch?v=oUzBLbk10og 今回は閣下が歌詞を書かれ、しかも本番の前夜まで手直しを加えた歌詞で タイトルも新たに(でも仮タイトル)されて演奏、歌唱されました。 「シオル」というのは能管のフレーズの種類で、ちょっと物悲しい雰囲気のもの。 この曲は歌詞が現代語で、割とストレートに胸に飛び込んでくる気がしました。 こういう、「閣下ファン以外の人が一定以上観ている」ステージの後、 ロビーでよく耳にする言葉を、この日も聞きました。 「デーモン閣下、初めて観たけれど、歌すごかったわね! 声量もすごいし」と。 こういう感想に遭遇するたびに心の中で「ウフフ、そうでしょ」と 勝手に得意げになるワタクシ(笑)。 何度振り返ってみても、なんと贅沢な舞台、と思わずにはいられないわ。 幸弘さん作曲、閣下作詞の新作曲はどれも力作で、この日に向けて 出演者全員が、ものすごく力をそそいできたのね、ということが よくわかります。 これだけ意欲的な舞台って、そうそうお目にかかれないと思うんですよね。 どれだけ言葉で書こうと思っても、すごさがなかなか伝わらないのが もどかしいわ。 そして三か月ぶりの閣下のご出演の舞台。 本当に本当に、嬉しかった…。 もう11月ね。もうすぐデモンマスだわ。 その前に閣下のアルバム「うただま」の発売だわ。 そわそわドキドキ。
by pino-ombra
| 2017-11-02 00:03
| Music
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