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レナード衛藤ブレンドラムス「Silently She Dances-静かなるダンス」朗読編(@銀座 王子ホール)を鑑賞してきました。
出演:レナード衛藤(太鼓)、デーモン閣下(朗読、歌)、林正樹(ピアノ) またもや「トランス状態」を味わってきました。 なんていうんでしょう。あの、ぐるぐるする感じ。 朗読で泣き。閣下もクライマックスで泣いていらっしゃったようだし。 最後の歌、SOLAではどばどばと泣きました。 続きを更新しました。公演自体は2016年11月24日(木)でした。 やっぱり週末や金曜日って、そうそうホールが取れないんですかねー。 木曜日。どうしても見逃したくなくて、必死に仕事から脱出して駆けつけました。 銀座のど真ん中「王子ホール」にて。 場所を確認した時の脳内インプットは「三越の裏、三越の裏」(笑)。 席はかみて側のかなり前のほう。ステージがかなり低く、客席との距離が近いです。 最後の歌では、マイクを通してだけでなく、閣下の本当の生声が耳に飛びこんできたくらい! (きゃあ〜〜〜!) ステージ中央には大きな和太鼓、しもて側にはグランドピアノ。スタンウェイだわ〜。 林さんによる生ピアノの音は、ほんっとうに美しく贅沢な響きでした。 初演の渋谷の時、広島では生ピアノだったと聞いて(渋谷は電子ピアノ)、 いいなあって思っていただけに。 閣下の朗読のピアニッシモからフォルテッシモと、生ピアノのそれらが呼応するように 響いて。そこに空気を震わせるレナードさんの太鼓の音。 筆舌に尽くしがたいすごい競演。 プログラムは以下。 【第1部】 「ブレンドラムスのタマゴ」(レナードさんによる太鼓演奏) 本日の即興(主題なし、リハーサルなし、打ち合わせ少々。レナードさんの太鼓と 林さんのピアノの即興演奏) 【第2部】 「Silently She Dances-静かなるダンス」朗読編 原案:レナード衛藤、脚本:高階經啓 レナード衛藤(太鼓)、デーモン閣下(朗読、歌)、林正樹(ピアノ) 【第3部】 トークセッション、歌(「魔王」、「SOLA」) 5月の初演に続き、またもや前説は閣下! 「ふっふっふっふ…」という低い笑い声から始まり、思いっきり米国の大統領選がらみの ネタを盛り込んだ前説。大いに盛り上がりました。 背後に流れているアフリカンミュージックっぽい音楽の「バーバーバー♩」という ヴォーカルの真似をする閣下に、客席、大爆笑。 閣下はアドリブでも絶対にはずさず、楽しませてくださるわあ。 第1部の演奏。すごかったー! お二人とも、肉体全部を使い、かつ全身の感覚をすべてぴーん!と張った糸のように 研ぎ澄ませているのがわかります。 なんていうのかな、一流スポーツ選手の競技を見ながら、音によって広がる 無限の風景を見ているような、というか。 休憩を挟まず、第2部への転換。スタッフさんに音入れますか?とレナードさんが 尋ねて、転換の間も即興演奏する林さん。細部まで贅沢。 影マイクにて閣下が冒頭の部分を読み始められて、朗読の開始。 登場された閣下は、金色の桜吹雪の長上着。そう、レナードさんとお揃いの 生地を使った衣装です。(ユニフォーム…ではないらしい。でも最後のトークで 閣下「林さんにも(同じ生地で衣装を)作ればよかった」ですって。笑) 初演に比べて、アドリブでの遊びも、ピアノの演奏に合わせて閣下がセリフを 即興で歌に仕立て上げる部分も、かなり多かったですね。 そして前述したように、朗読中の閣下のピアニッシモのお声!! こんなお声、聞いちゃっていいのかしら?と本気で戸惑うくらい。 耳元で囁かれる感じ、どころか、閣下のお声が体の中に入り込んでくる…。 こんな感覚、初めて。 主人公アレックスの江戸っ子のお父さんを演じる場面では、ノリノリ度合いが 閣下もレナードさんもエスカレート(笑)。 お囃子に乗って「てやんでい!」って(笑)。 題材がもともと、アフリカでの現地女性たちがトランス状態になって踊る様子を レナードさんが見たことなので(初演渋谷でのトークより)、自然と言えば 自然なのですが。 この演目、見ている方までトランス状態になる気がします。 太鼓と、ピアノと、肉声。たったそれだけの素材で聞いている者をトランス状態に させるなんて。 初演と同じ箇所で落涙。そしてクライマックスが近づくにつれて、トランス状態と 相まって、涙が何度もこみ上げてきて。 じっと見つめていた閣下のお顔、その瞳にも光るものが見えました。 それに余計、胸を突かれました。 お三方が一瞬はけた後、拍手に促されてすぐに第3部。 歌はまず、シューベルトの「魔王」。 三重県での「悪魔の森の音楽会」で初披露された「閣下ご自身による訳詞」での 歌唱、東京初披露。 歌う前に閣下が「東京初披露」とおっしゃると、レナードさんが「日本ではすでに やった?地上ではすでにやった?」とスケールの大きなツッコミ(笑)。 そして演奏後はレナードさん、「和太鼓とピアノでシューベルトって! ベートーベンとかストラヴィンスキーならともかく!」とさらにツッコミ。 あらためて歌詞に細心の注意を払って聞いてみると、いろいろと細かい工夫が されているのがわかります。 これは三重県の時も気づいていたけれど、魔王の一人称は「ワシ」なのよね。 11月の東京での初雪は54年ぶりだが、11月の何日だったのか誰も言わないから 気象庁HPで自分で調べた!と閣下がおっしゃったのは、このトークの時だったかな。 54年前は11月22日に初雪が降ったそうです。 (後から読み返す時のために。この日、11月24日が東京の初雪でした。) しかも閣下、一旦袖に消えてメモの紙をわざわざ持ってこられて、 観測開始以来、最初の頃は10年以内くらいの頻度で11月の初雪があったのだが、 大正時代は一度もなかったとか、54年ぶりの前は37年ぶり(だったかな?)が 一番長いスパンだった、と細かく話されて。 お好きなのですね、「初雪」(笑)。 最後の歌は「SOLA」。 当演目は「大厄災」の後が舞台だけれど、SOLAは閣下が3.11の後、最初に 作られた歌で、それを考えると自然とマッチする選曲なのですよね。 シチュエーションは、夢のような「ご褒美」状態。 閣下が、かみて側に移動されてきて、終始そこで歌われたから。め、目の前だわ…。 (閣下が近くに持ってこられた飲み物のピッチャーに白で鳥っぽい模様があるのまで 見えました。) 演奏が両方とも生楽器のせいもあって、歌の盛り上がる部分でははっきりと、 閣下の生声も耳に届いてきました。 すんごい泣いちゃったわ。 全体的に、その…「不思議なデトックスをした気分」で会場を後にしました。 素晴らしかったー。 また上演されることがあれば、絶対行きたい!
by pino-ombra
| 2016-11-27 00:17
| Music
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Comments(2)
Commented
by
pino-ombra at 2016-11-28 23:43
>まきろんさん、
どんなステージでも観た人たちには共通する感想と、他とは絶対重ならない感想の両方があるのでしょうね、きっと。 たとえ同じ空間にいても、席の位置によって、全く同じものを見ているとは限らないし、たまに「えっ、そこが一番のツボだったんだ」っていうのが人によって全然違うことがあるのも 面白いものですねー。
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Commented
by
pino-ombra at 2016-11-29 09:21
>まきろんさん、
きっとみんな、「自分だけツボ」があるのでしょうねー。
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