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幾多の涙を流しながら、やせ細りながら、渾身の聖飢魔IIのミサレポートを書きあげて
D.C.12(2010)年を終えようとしていたあの日から、今日で丸一年経ったということが、 信じられません。 今日は午後になってから特急電車で移動して、夕方に帰宅して一家で蕎麦を食べ、 なぜかかぼちゃのポタージュスープを作り、お風呂から出た後にフルボトルの白ワインの 栓を開け、そして今ワインで酔っ払いながら、この記事を書いています。 (TVには紅白が映っています。) 今年はまるで、亡霊のような時の流れ方をしていた気がします。 ふわふわと夢見心地を引きずったまま年が明け、どういう因果か(?)Kakiiinのレポートを 毎週書くことになったり、個悪魔のライブに行ってみよう!と思い立ったり(そして かなりの頻度でそれを実行に移したり)、仕事は同じ会社で4年が経って、ノウハウが蓄積されて 慣れも出てきた分、マンネリ感を感じつつも、まあ悪くないなあという自分の働きぶりだったり。 3.11の後というのは、総括なんてできません。 直接の影響といえば、その時は地上30階で震度5強の揺れを経験して「死ぬかも」と 思ったこととか、徒歩6時間かけて帰宅したとか、まあいくつか列挙はできますが、 そういう一つ一つよりも、その後ずっと続いた「なんとか自分を保つ」というギリギリのバランスの 危うさのほうがずっと大きくて。 愛とか絆とか、そういうの、私は言えない。 ただ、あの日で時間が絶たれた人と時間が継続している自分とは、一体どれほどの違いが あるのだろうと。 今日ある日常が、明日あるかどうかは、誰も言えないのだと。 どうやったって、生きている限り、時間は流れていくんですよね。 でも、今日のこの一日というのはとても貴重なもので、だから今日という日を自分は無駄遣い しなかっただろうかと、一日の終わりに、ちょこっと想う。 そして明日を迎えられるように自分を保つ。 そうやってきた年だったなあ…。 年があらたまるからといって、何がどう変わるわけでもありません。 ただ、進むのみ。 「真昼の月はいつも見ている 小さな幸せも絶望も」 明日という日がどういう日でも、顔を上げて進んで行けますように。 いつ、誰に見られても恥じることがないように、ね。 今年、このブログを読んでくださったすべての方々、コメントをくださった方々に、 深い感謝をささげます。あなた方のおかげで、ブログを継続して書けているといっても 過言ではありません。 来年も書きます。なにとぞお力添えくださいませ。
by pino-ombra
| 2011-12-31 23:37
| 番外編
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Comments(2)
Commented
by
ちゃーぼー
at 2012-01-01 23:42
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年は明け、あくましておめでとうございます。
今年もこのブログを楽しみにしております。 いつも閣下への溢れんばかりの愛をこのブログで感じます。 今年もライブ等、是非ご一緒させてくださいね♪
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Commented
by
pino-ombra at 2012-01-02 17:16
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